■ イタリアンクラシコスタイル
イタリアンクラシコスタイルは、ソフトな雰囲気のスタイル。クラシコイタリアと呼ばれることもあります。1950年より前のローマ発祥のスタイルがはじまりと言われています。
肩回りは幅広で、身体のラインに自然につながるような、ゆるやかな丸みを帯びています。襟の幅が狭いのも特徴です。ウエストの位置はブリティッシュより低く、やや緩めに絞られているため、柔らかい印象に仕上がるでしょう。素材も柔らかくドレープ感のあるものが多い傾向です。
立体的な袖付け、胸元のバルカポケット、袖口の重ねボタンが美しいラインを作り出してくれます。
イタリアは肩から自然につながる様なナチュラルショルダーが特徴的で、又の名をマニカカミーチャと呼びます。
それに加えてクラシコイタリアに欠かせないアイテム、こなれた足元を演出できるブラウンレザーシューズが鉄板です。
スリッポンやダブルモンク、ウィングチップ、チャッカブーツなどいろいろなタイプが存在しますが、イタリアンクラシコにはブラウンのレザーシューズを合わせるのが好ましいです。黒のレザーシューズに対して茶系のレザーシューズは少しカジュアルでこなれた雰囲気がスタイルに嵌ります。
締まりのある印象をキープしたい場合は、少しトーンが暗めのものを選ぶのがおすすめです。
前回のブリティッシュスタイルに比べて柔らかい印象のイタリアンクラシコはカジュアルにも着こなしができて汎用性が高いと感じます。スーツ母国のスタイルは洗練され、どこか余裕を感じることができるフォーマルを体現できます。
今回は2回に分けて代表的なスーツスタイルを紹介しました。どちらにもそれぞれの機能性やライフスタイルがあり、洗練された特徴があります。自分が気になったスーツスタイルでオーダースーツを作ってみるのもオススメです。
オーダースーツLYDIAではクラシックスーツ以外にも、他店では出来ないデザインや、派手な生地を豊富に揃えており、お客様を主役に引き立てるスーツお作りいたします。お客様の武器となるスーツをスタッフ一同心を込めてご提案させて頂きますので、是非ともよろしくお願い致します。